【症例報告】五十肩が70歳を超えて1年以上改善しない

五十肩が1年以上も続いて辛い

今回ご紹介するのは、1年以上改善が見られない高齢の五十肩のお話です

 

病院に行ってもよくならず

鍼灸やマッサージをうけてもよくならず

年齢のせいでもう良くならないんじゃないか?

 

この方も、初回の来院時そのような状態でした

ですが、丁寧に身体の状態を確認して施術をしていったことで改善していきました

さらに改善のスピードが早いことが特徴的な症例でした

キーとなったのは、セルフエクササイズ

 

一体どのように経過で改善したのか?

最後まで読んであなたの参考にしてくださいね

 

問診

70代 男性

主訴:左の五十肩が一年以上続く

 

  • 1年前から左肩の痛みがある
  • 特に就寝時に痛みを感じる
  • 病院では、特に以上が見つからなかった
  • 鍼灸やマッサージなどへも行ったが改善が見られなかった
  • 1年前よりも動かせるようになっているが、痛みは変わらない

 

その他に、3年前から腰痛にも困っている

腰とともに大腿前面に痛みが出る

 

〈既往歴〉

整形外科は何箇所か受診

いずれも異常は見当たなかった

リハビリもしたが、大きな改善はなかった

 

〈病歴〉

胃炎

→何年も慢性的に炎症がある

 

前立腺肥大

→経過観察

 

高血圧

→投薬し経過観察

 

尿路結石

→15,6年前に手術

 

〈その他〉

ゴルフと畑仕事がもっとやりたいので、なんとかしてよくしたい

 

検査

肩の状態

・左肩の可動域 (↓)

→ 特に外転90度で痛みが出る

・ローテーターカフ圧痛、緊張(↑)

・左上腕二頭筋長頭腱、前鋸筋に圧痛

 

その他の状態

・体幹の屈曲、左側屈で腰部に痛み

・SLR(坐骨神経テスト) (ー)

・FNS(大腿神経テスト) 左(+)右(ー)

・大腰筋、腸骨筋、大臀筋緊張、圧痛

・胸椎、骨盤に可動制限

・胃の固さ

経過と内容

初回施術

左肩は、ローテーターカフの中でも特に肩甲下筋の状態が影響していると考えて施術を行った

胸椎の可動制限も同時に調整

 

調整後は、肩の可動域が大きく改善

特に外転動作は痛みがほとんどなく150度くらいまでできるようになった

 

肩のエクササイズを伝え、次回チェックすることにして終了

 

2回目以降の経過

2回目来院時、左肩は前回よりも動かせるようになった。気持ちも前向きになっている

左肩の可動域は改善しており、前回同様に調整

 

3回目には、外転の動きで痛みがなく、150°くらいまで動かせるようになり生活に支障がなくなったとのこと

肩甲下筋の緊張が目立つので、エクササイズも兼ねて重点的に調整

調整後は180°まで痛みなく外転できるように

 

4回目、日常生活で動かす分には痛みもなく問題ない

 

5回目、ここ数日は夜の痛みも軽くなってきて順調と笑顔

検査では、肩の可動域が前回よりも改善しており、動かし方も左右遜色なく動かせるようになっている

胃に関連した背骨の固さがあったため、胃の調整をおこなった

 

6回目、大きく動かすと少し後ろで引っかかり痛むがほかは問題ない。ゴルフのスイングもできるになった

肩の動きは前回よりもスムーズになっている

エクササイズを確認し修正を加えて行うと、後ろでの引っかかりと痛みがなくなった

 

7回目、草刈機を使っても全く問題ない

 

8回目、調子がよく、ゴルフのスイングを練習している

 

まとめ

高齢になると、歳のせいだから良くならないんじゃないか?

と諦めてしまいがちな方がとても多いです。

 

しかし、きちんと身体の状態を検査し必要な施術とエクササイズを行うと改善していきます

特にセルフエクササイズをしていくことが早期改善には重要です。

 

そのため、この方には初回からセルフエクササイズを伝え行ってもらいました

熱心に行う積極的な姿勢が功を奏し、結果として1年以上改善しなかった五十肩がスピーディーに改善してご本人も大変喜ばれていました

あとから伺った話では、最低1日2セットのエクササイズを5セットほど初診後から毎日行っていたそうです

今では、痛みのために中断していたゴルフもできるようになり、楽しんで生活を送られています。

 

歳のせいだからと改善しないのでは?とお悩みでしたらぜひご相談ください。

 

 

よつ葉カイロプラクティック